手ぬぐいの制作は浴衣の製作工程と非常に共通するトコロが多く、浴衣を作る工場のほとんどで手ぬぐいも製造しています。
手ぬぐいの基本
手ぬぐいは、日本の伝統的な繊維製品です。平織りの木綿生地を使い、染めや捺染で色や柄をつけています。手を拭いたり顔を拭いたり、ちょっとした日常生活の中で便利な布地として使われ続けてきました。
昔は伝統的な注染で染められたものが主流でしたが、今では安価な機械プリントの物もあります。注染も機械プリントも、それぞれ長所短所が有り、できるデザインできないデザインもそれぞれあります。
オリジナルの手ぬぐいを制作する際、まずはどのようなデザインで作りたいかが重要です。
ご希望されるデザインに合わせて、どのような作り方が最適なのかご提案させていただきます。
手ぬぐいに使われるのは、経糸緯糸20番手の晒生地の中でも「岡」規格生地が主流です。細かなデザインの場合は「特岡」。機械プリントの場合は「文(総理)」を使う場合もあります。
高温多湿な日本の気候に合わせて、両端をあえて切りっぱなしにしているのも特徴です。縫い止めていないため、水切れが早く乾きやすくなっています。切り口から糸が出てしまいますが、使っているうちに自然に止まります。伝統的な日本の知恵の一つです。
伝統的な日本の規格の”尺”が基本となります。1尺=約30cm。その三倍の長さが基本的な手ぬぐいの長さです(約90cm)。ただ浴衣用の注染型を使う場合や継ぎ型など、100cmなど長めになる場合もあります。
「注染」、「機械プリント」、「手捺染」、それぞれ独特の出来るデザイン、出来ないデザインがあります。
詳しくは、専用ページからご確認ください。
弊社で作ることができる手ぬぐいの染め方法は、「注染」「機械プリント」「手捺染」の三種類になります。
「注染」は、伝統的な手ぬぐいの染め方で、染料を使います。風合いが柔らかく吸水性も高く、使い勝手の良い手ぬぐいになります。
ただ細かなデザインには不向きなど、デザインにいろいろな制約があります。
「機械プリント」は安価でできるため、大量に作られる手ぬぐいによく使われます。シャープなデザインが得意で、企業向けのロゴ入りデザインなどによく使われます。
「手捺染」は少ない枚数から作ることが出来ます。注染のように柔らかな風合いもあり、また機械プリントのようなシャープなデザインも出来ます。
※いずれの染め方も、「型」が必要になります。
手ぬぐいの単価と別途に型代がかかることをご了承ください。
既製の手ぬぐいに、シルクスクリーンプリントで文字を入れることが出来ます。
一番多いパターンでは、「半豆 祭り柄」の手ぬぐいの白く空いているところに、町内会や団体の名前を入れます。
Yahoo!ショッピング アイエス産業
「半豆 祭り柄 手ぬぐい」
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ryokan-yukata/tn-ji005.html
※上記のページは1反ものですが、5反、20反のお得なまとめ買いもできます。
プリント範囲:10cm×20cm
シルクスクリーン型代:6,000円(1色につき1型必要)
納品は、基本的に完成品の手ぬぐいをハダカでまとめた状態になります。1枚ずつ折りたたみ、袋入、帯つけは別途加工賃をいただいております。
お客様のご使用方法によってOP袋入の場合もありますし、畳んでそのまま渡す場合もあり、それに紙の帯を付ける場合もあり、様々な形があります。ですので1枚ずつ個別包装を希望されるお客様は、ご希望の形をお知らせください。それによって別途加工賃の見積をお出しいたします。
(一般的な手ぬぐいの納品の形、といったものは有りませんので、必ずご希望の形をお知らせください。)