・木綿生地を使用
・伝統的な「手捺染」で染めている
●特徴
浴衣本体価格 | : | 20,000円~ |
型式(一式) | : | 200,000円~ |
ロット | : | 24枚~ |
納期 | : | 約3ヶ月(繁忙期を除く) |
●注意すること
●説明
踊り用としてよく使われる浴衣です。
元々は白い浴衣に絵師が直接絵を描きこんだため、「絵羽(えば)」と言うようになったとの説があります。
製造工程は、それぞれのパーツごとに染め型を用いて、手作業で生地を捺染。それを手縫いで仕上げるため、手間と時間がかかります。それぞれのパーツごとに型が必要なため、型代が高価になりますが、一枚あたりの単価はかなり抑えられます。また型は1色につき、1型必要となり、白地に1色:160,000円ですが、2色で320,000円、3色で480,000円となります。通常、白地に1色、もしくは2色までのデザインがほとんどです。
絵羽浴衣は、各パーツごとに染め分けをし、それを手縫いで仕上げます。
浴衣のパーツは、8パーツ。それぞれのパーツごとに染め型が必要になり、中でも一番大きな身頃用の染め型は、二人で持つような大きな型となります。
1反分の生地を広げて、この大きな型を二人で運び、捺染にて柄付けをします。
2色、3色の場合、柄のズレば許されず、非常に繊細な作業となります。
●実際の染め光景
型を持つのは二人一組。
染める場所に型を置いたら、一人がヘラにて染めを行います。
捺染用の顔料が乾かないうちに作業を終わらさなくてはならず、だからといって染めムラも当然許されませんので、非常に繊細であり、また体力を使う作業です。
最低ロット24枚というのは、24反でこの作業場がいっぱいになる量であり、それだけの量がないと様々なところで無駄が大きくなってしまいます。
捺染の工程が終わった後は、乾燥、整理工程と続き、それが終わってから縫製工場に持ち込まれます。
●注染 浴衣例 カタログに掲載された絵羽浴衣の一例です。