旅館浴衣

旅館浴衣

旅館浴衣のこだわり

 ・「洗濯回数100回以上」を考えて作っています。

 

・老若男女、背の高い人低い人、太った人痩せた人、どんな人が着ても良いデザイン

 

 

※洗濯回数は、一般的なリネンサプライでの洗濯方法によります。

●特徴

浴衣本体価格 2,500円~(下記参照)
型代 50000円~
ロット 100枚~(少数の場合割高)
納期 約2ヶ月~(繁忙期を除く)

●ご注意ください

  • 本仕立てとは異なる簡易的な浴衣です。
  • 染め型(金属ローラー、ロータリースクリーン)によって、できるデザインが異なります。
  • 浴衣の生地は「白」のみです。あらかじめ白の付いた生地はありません。

旅館やホテルなどで提供される”寝間着仕立”の浴衣です。 別名「旅館浴衣」「温泉浴衣」と呼ばれます。

 本仕立ての浴衣とは違い、全てミシンで仕立てられた簡易的な浴衣です。

 毎日洗濯して使われる浴衣ですので、「高い耐久性」と「優れたコストパフォーンマンス」、「老若男女だれが着ても良いデザイン」

一般的な本仕立ての浴衣とは異なる特徴があります。

 

価格

浴衣の単価は枚数」、「デザイン」「生地」など条件によって変わります。


●数量と価格


 

旅館浴衣は、大掛かりな機械でプリントを行うため、プリントに適した数量があります。

(最適な数量は、下記の表を御覧ください。)

 

作ろうと思えば1枚から作ることもできますが、その分コストがかかることをご了承ください。

 

  新規 2回目以降
白地に1色 100枚~ 65枚~
白地に2色 200枚~ 100枚~
白地に3色 300枚~ 150枚~

●色の範囲と価格


※浴衣の生地は、白生地のみです。

下の「紺地に白抜き」とは、白い部分は元々の生地の色であり、白い部分を除いて顔料をプリントしています。

 

色数が同じでも、プリント範囲によって価格が変わります。

プリント範囲が少ないほど安くなり、プリントの範囲が多いほど高くなります。

 

●色数と価格


色数によって価格は変わります。

使う色が増えれば増えるほど1枚単価は上がり、最低ロット数も増えます。

また、プリントは1色につき1型必要なので、色数が増えれば型代も増えます。

 

 

●生地と価格


旅館浴衣に使われる生地は、できるだけ長く使えるよう耐久性が高いことが重要です。

また耐久性だけでなく、着心地が良く、価格が低い事も重要です。

一般的によく使われるのは「30/20綿」生地です。厚手の20/20綿、丈夫なTC生地もよく使われます。

それぞれ生地ごとに特性があり、お客様の希望に合わせてご提案いたします。

 

納期


デザインが決まり、作り始めてから、約1.5ヶ月~2ヶ月かかります。

 ※お急ぎの場合は、別途ご相談ください

 

旅館・ホテル用浴衣 デザイン集

閲覧ロックあり デザイン集


※こちらのデザインをご覧になりたい方は、弊社までメールにてご連絡下さい。折返しパスワードをお送りいたします。

 

金属ロール エンボス加工デザイン

 

小巾生地 名前入り デザイン

 

・二巾生地 名前入り デザイン

 

仕立上がり 名前入り 旅館浴衣

 


旅館浴衣の仕立、生地、プリントについて


生地について

旅館浴衣は寝巻き用の浴衣ですので、きちんと汗を吸い取ることが重要です。よく使われる生地は、綿100%の「30/20別岡」。リネンサプライなどレンタル業者が好むのは、テトロンと綿の混紡生地である「TC30/70」。

丈夫さは、「TC30/70」 着やすさと価格は「30/20別岡

 

生地幅は3種類

小巾 :36cm巾

二巾 :72cm巾

三巾 :108cm巾

 

価格は小巾が安く、二巾と三巾は同じくらい。

小巾生地は背中を二枚合わせるので、背中に縫い目ができます。

二巾、三巾は背中に縫い目がありません。

ですので、二巾、三巾生地は、背中の巾いっぱいのデザインが使えます。

 

旅館浴衣 二巾生地
二巾生地使用 旅館浴衣

仕立てについて

基本的に、浴衣(着物)は、1反=1枚作れます。10反あれば、10枚作れるのですが、旅館浴衣用の寝巻き仕立てでは、10反=約12枚作ることができます。

 

一般的な本仕立ての浴衣との違いは、

 

  • 男女とも同じ仕立て
  • 袖が筒袖、もしくは袂が小さい。
  • オールミシン仕立てで、縫い目が全て外に出ている。
  • 襟巾が狭い
  • 身八つ口が無い

 

いくらデザインが本仕立てに近くても、ひと目で旅館浴衣とわかります。

外着ではなく、あくまで部屋着(パジャマ)の浴衣です。

 

旅館浴衣の特徴
旅館浴衣の特徴

染め(プリント)について


日本製の旅館浴衣は、「ディクセル方式」という一般的な顔料プリントよりも耐久性のある専用プリントで作られます。(日本製品のみ。輸入製品は一般的な顔料プリント)。

顔料プリントであることで、漂白剤などの化学薬品を使った洗濯が可能であり、よりしっかりとした洗濯をすることができます。

 

ディクセル方式」のプリントが出来るのは、静岡県浜松市内にある”武藤染工”、”二橋染工”、”遠織流通センター”の三社だけ。

この三社は、(株)ディックから認定を受けた正式な工場です。三社それぞれ得手不得手があり、弊社ではお客様が希望するデザインによってプリントをお願いしております。

 

「ディクセル方式」の顔料プリントは湿摩擦に強く、一般的な中国製の浴衣が”2”くらいですが、”4~5”(5が最高)の耐久性があります。

湿摩擦に強い=洗濯時のスレや摩擦に強い、ということです。

 

旅館浴衣を作るためのプリントは、二種類のプリント方法があります。

それぞれ使われる染め型が異なり、それぞれ得手不得手の表現方法があります。弊社では、お客様の希望されるデザインに合わせて、最適な方法をご提案させていただいています。

 

※プリントは、1型1色しかできません。2色、3色の場合はそれぞれ2型、3型必要となります。

金属ロール


金属の筒の表面にプリントデザインを彫ったもの。

彫られた金属の表面に顔料がたまり、それを布に押し付けてプリントします。

金属ローラー
染め型の表面
適応生地巾 小巾(二巾、三巾)小巾が得意
送り寸法 38cm(太いサイズもあります)
型代 100,000円~
     

特徴

 

プリント単価が安い(小巾生地のみ)。

プリント速度が速い

・濃い色を隣り合わせで使う場合、白枠を入れる必要がある。

・シャープで細い線の表現が得意。

エンボス調といった特殊なプリントが出来る。

 

 

金属ロール
金属ローラー浴衣
金属ローラー型使用の浴衣

・エンボス調

エンボスプリント
エンボスプリント

金属ロールでしかできない、表現方法です。色は1色ですが型を2つ使って友禅着物の地のような表現を作ります。

ロータリースクリーン


シルクスクリーンのシートを丸めたもの。中が空洞で、その空洞部分に顔料を流し、布にプリントをします。

 

シルクスクリーンプリント
染め型の表面
適応生地巾 小巾、二巾、三巾  広幅が得意
 送り寸法 64cm
型代 50000円~
     

特徴

 

プリント用型代が金属ロールより安い

広巾生地もプリントできる

・小巾生地の場合、プリント速度が遅い。
・ボカシのようなデザインができる。
・8色まで対応可能。
・濃い異なる色も、隙間なくピッタリと合わせられる。

 

ロータリースクリーン
ロータリースクリーン浴衣
ロータリースクリーン使用の浴衣

・グラデーション

グラーデーション プリント
グラーデーション プリント

ロータリースクリーンでよく使われるグラデーションです。ロータリースクリーンは、いうなればドット絵のようなもの。細かい点を配置することによってグラデーションを表現します。


「金属ロール」「ロータリースクリーン」のそれぞれの特徴の違いは、以下のブログにて細かく記載しております。

 

 弊社ブログ:ロータリー捺染とローラー捺染