だいぶ長いことブログの更新をしていませんでした。
ゆっくりとですが、近況報告も含めてブログを再開していこうと思います。
ブログが更新できなくなったのが、自身の体調不良から。
眼圧が高くなりすぎて失明の危険がある、と眼科医に言われて緊急手術。
(ちなみに糖尿病ではありません)
熱とか手足の怪我くらいなら問題なく仕事をしているのですが、目が見えなくなるのは致命的です。
で、その後病院に通いながら、ようやく快方に向かってきて余裕が出てきました。
おまけに言うと、医療保険対象の手術も何回か行ったため保険金もしっかりといただけました。
でもね、手術費が結構高くて手元にあまり残らず、ああ保険金って上手にできているんだなぁ。
調子が良いときは、着物着て外にも出ていて、ちょっと調子に乗りすぎて感染症にかかり物理的に目が開かなくなったりもしましたが、先にも書いたようにようやく落ち着いて、快方に向かっています。

”目が見えない”と言っても、仕事は休めません。
自動車には乗れなくても自転車なら乗れる、ということでしばらく自転車で会社に通っていました。
今年の浴衣の状況として、ご希望される方や浴衣を作りたいとのお話はたくさんいただきました。
問題は、作り手の方です。
注染工場が集中しているところは、「東京」「浜松」「大阪」の三箇所です。
「大阪」は手ぬぐい専門。
浴衣を染められるのは「東京」と「浜松」なのですが、大量生産に向いているのが「浜松」です。
その「浜松」の注染工場(6箇所あります)で、辞める職人さんがけっこういて、他にも注染を統括する責任者の方が病気で入院したり、と染められる浴衣の数量が大幅に減りました。
結局、4月くらいから今年の夏向けの浴衣の話が来てもお断りすることになってしまいました。
今までは、買い手側が「えー御社はできないの?じゃあい他でやるからいいよ。」と強気に出ていましたが、今年からは作り手が「え、こんなに安くて納期がない!?いいよ、他でやって・」と立場が逆転しました。
ねぇ、先の事はわからないんだから、普段から密にコミュニケーションとってないと駄目なんだよ。

「浴衣」というと、昔の衣類というイメージが強かったりしますが、まだまだ憧れがあるというか、着てみたいと思う方も多かったりします。
またお祭りなんかでは、おそろいの浴衣を着るのも定番です。
浴衣を着たい方が浴衣を着られるように、弊社も頑張らねばと思っています。
また仕事中に感じたこと、基本的な浴衣の知識などを、ぼつぼつ書いていこうと思っています。
今後ともよろしくお願い致します。