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晒生地の品質

手芸センターや、着物屋、呉服屋さんなどで販売してる「1反ずつ袋入れされた晒生地」ですが、お店に行くとそれほど種類が無いのに、ネットで調べてみるとホントの本当にたくさんの種類が出てきます。

といいますか、実は多いのはメーカーの種類だけであって、中身はほぼ同じなのが実状です。

 

 

 

袋入り晒生地の品質は大きく分けて3つ。

 

  1. 文(総理)
  2. 特岡

 

この「文」とか「岡」とかの名称はメーカーごとに違った呼び方をしていますが、でもまぁ大体の場合「文」や「岡」と言えば通じます。

 

晒生地は、当然と言えば当然なのですが、経糸と緯糸が交互に重なる平織りで織られています。

で、使う糸の太さ、使う糸の量で品質が異なります

 

簡単に言うと太い糸を使えば厚くなるし、使う糸が少ないとざっくりした感じになります。

また細い糸で織った場合は、糸が細い分たくさんの糸が必要となりますし、糸の密度が高いとしっかりとした風合いになります。

 

 

 

文規格 晒生地
文規格 晒生地
岡規格 晒生地
岡規格 晒生地
特岡規格 晒生地
特岡規格 晒生地

実際に比べてみると、その差は一目瞭然。

 

「文」と「岡」は糸の太さが同じだけど、糸の密度(打ち込み本数)が違います。

「特岡」は、細い糸を使っています。

 

 

実際の使用目的で見てみると、

「文」生地は糸の密度が低いため着物の裏地などに使われます。時々手ぬぐいなどにも使われますが、糸密度が低いため滲みが出やすく、注染だと大柄な柄、あとはプリントなどに使われます。

 

「岡」生地は、手ぬぐいによく使われる生地です。糸の密度が高いため注染でも細かな柄がきれいに出ます。ただ密度が高い=固めの風合いになりますし、糸をたくさん使っている=「文」より原料代がかかっている、事から若干価格が高めになります。

 

「特岡」生地は、細い糸が高い密度で織られていますので、「岡」よりも繊細な柄が出ます。こちらの生地は浴衣等にも使われています。細い糸をたくさん使うため、価格は「岡」よりも更に高くなります。

 

 

 

 

写真にも載せたように、「松華扇晒」や「富士かもめ」、「太郎晒」など様々なメーカーの種類があります。

更に同じ名前でも様々な品質があります。実際に「富士かもめ」ですと、無印の他にも「上」「天」「雪」と別れています。

 

色々なお店で「〇〇晒」として販売されていますが、はたしてそれはどんな品質なのか、それを見分ける必要があります。

で、それをきちんと記載しているお店は・・・・