お問い合わせいただいたお客様から、希望される浴衣のデザインが届きました。
黒と赤の迫力あるデザイン。
といいますか、今回送られてきたデザインは、ネットで拾ってきたものを数枚。
「こんな感じでデザインを作ってください。たくさん作りたいから、プリントでお願いします。」
※こちらのデザインはイメージです。本来のデザインとは違います。
![オリジナル浴衣 デザイン](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sc165f17bb730e57e/image/i1fddd54ef6be39d6/version/1566294581/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB%E6%B5%B4%E8%A1%A3-%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3.jpg)
黒と赤が半々のデザインです。
プリントで行う場合、注染のような染めで行う場合よりも色の明度が浅くなります。
簡単に言うと、ちょっと白っぽい黒と赤になってしまうということです。
プリントでは、どうしても染めのような色の深みが出てきません。
うーん、困った。
なので、まずお客様へ黒と赤がプリントされた生地見本を送り、コレで良いのか確認をいたしました。
で、お客様からのOKをいただき、さてデザインの制作に入るのですが、デザイナーさんと打ち合わせする前にどこまできれいな色が出るのか、それをプリント工場へ確認に行ってきます。
![業務用 プリント工場](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sc165f17bb730e57e/image/ib59206dc427eeecd/version/1566294883/%E6%A5%AD%E5%8B%99%E7%94%A8-%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E5%B7%A5%E5%A0%B4.jpg)
「鮮やかな色ですと、洗濯の耐久性が下がりますよ。」
いや今回は業務用じゃないので耐久性は一般的な程度で大丈夫。
「じゃあ普段よりも鮮やかな色でできますね。あとはDICのカラーチップで指定してください。」
プリント工場はDIC認定工場ですので、DICのカラーチップで指定するのが一番です。
色について聞く時は、実際に色の調合をし、生地へプリントを行う職人さんと話をしてきます。
実際に手を動かす人と話をするので、一番確実なのです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sc165f17bb730e57e/image/i6fb8dd8d30a57f81/version/1566295139/image.jpg)
弊社は自社工場を持っていませんが、とても近くに信頼のおける工場がたくさんあります。
今回のようにオリジナルのデザインの浴衣を作る時は、疑問が出たその都度職人さんに聞いています。
今回の色の件、どこまで色が作れるのかがよくわかりました。
今度はデザイナーさんと打ち合わせ。
面倒くさく感じるかもしれませんが、一番確実できちんとした物ができてくる工程にて、浴衣を作っていきます。