本仕立ての浴衣と旅館浴衣

本仕立ての浴衣と、旅館浴衣は別物です。

 

旅館浴衣は基本的には「寝間着(パジャマ)」なので、

温泉宿の近くに買い物に行く程度なら問題ありませんが、外出にはあまり適していません。

 

 

同じ「浴衣」と名前が付いていますが、なぜ違うのか。

それは使う目的が違うからです。

 

 

本仕立ての浴衣は、夏に着る着物の一種。

なので仕立は着物と同じ仕立てとなります。

もちろん男性用、女性用と仕立て方が違い、男性用は着丈で作り、女性用は衣紋を抜くためソラシが有り、おはしょりすることを前提で仕立てられます。

 

旅館浴衣は、寝間着用。 

別名「寝巻仕立て浴衣」と呼ばれる通り、パジャマと同じ扱いです。洗濯しやすいように筒袖だったり(筒袖には寝ている時の巻き込み防止もあります)、男女の違いがなかったりします。

 

 

旅館浴衣の仕立
浴衣の仕立

元々、浴衣は反物を仕立て作られるもの。

本仕立ての浴衣は、1反で1枚。当然10反だったら、10枚となります。

しかし旅館浴衣は、効率よく生産できるように考えられていて10反で12枚作れるように仕立てられています。

 

この寝巻仕立てを考えたのは、静岡県浜松市の縫製屋さんです。

どの縫製屋さんが考えたかは諸説色々ありますが、元々全国一の浴衣の産地である浜松市で生まれた事は、当然の事かもしれません。