浴衣は、白生地に後から染めやプリントなどの加工を施される場合が多いため、平織り生地をよく使われます。
”平織り”とは、一番簡単な織り方です。
経糸と緯糸が、1対1で交差します。
実際は上の図の様に隙間があるわけではありません。
もっと詰まっています。
出来上がる浴衣に合わせて、特岡なら経緯30番手という細い糸で織ったり、旅館浴衣用なら、経糸30番手、緯糸20番手で織ったりします。
晒生地ですと、経緯20番手、とすこし厚めになります。
織り方は同じなので、後は使われる糸の太さ、と打ち込み本数の多さで生地のバリエーションができてきます。