一般的に生地に色を付けるために使われる方法に、「染め」と「プリント(捺染)」があります。
染めは、生地に染める場合もあれば糸を染める場合(先染め織り)もあり、
プリントは、昔からの捺染やシルクスクリーンなど様々な物があります。
染めとプリントの違いは、染めは繊維一本一本の奥まで染料が入り込み、化学反応で発色・定着をします。
プリントは、生地の上にあらかじめ色が出ている顔料が乗ります。
元々の染料は発色するとどんな色になるのか見てもわかりませんが、顔料は最初から色がわかっています。
![染めとプリントの違い](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/sc165f17bb730e57e/image/ie32b45892073674e/version/1479177488/%E6%9F%93%E3%82%81%E3%81%A8%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84.jpg)
よく「洗濯すると色落ちした。」「漂白剤いれて洗濯したら色が変わっちゃった。」というのは、染料です。
化学反応で発色・定着しているので、他の化学薬品の影響をうけやすいのです。
一方、顔料は元から色が出ていて生地の上に乗っているので、洗剤や漂白剤の影響をあまり受けません。
ですが、染料は繊維一本一本に染料が入っているため擦れなどの耐久性が高く、プリントは繊維の上に乗っているので擦れの耐久性が低くなります。
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