「すみませんが、横から布団を入れるタイプの敷き布団カバーってありますか?」
話を聞いてみると、会社の仮眠室で使うとの事。
枚数が10枚程度なので別注で作るわけにはいかず、定番在庫品の中であったらいいなぁ、と連絡を下さったとの事。
・横から布団を入れる。
・でもファスナーやボタンはついていない物が良い。
・シングルサイズの敷き布団に使いたい。
うーん、定番品ではありません。
では作りましょうか?
「えっ!10枚くらいでも作れるんですか?」
はい、その代わり生地は在庫の有るものに限られますが、1枚でも5枚でも10枚でも作れます。
と言うわけで別注でつくる方向で決まりました。
まずは生地と形と大きさです。これが決まらないと見積りできません。
郵送で生地見本を送り、形についてはFAXで確認します。
![別注布団カバ―](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/sc165f17bb730e57e/image/i4a0d3b309eed377a/version/1439459578/%E5%88%A5%E6%B3%A8%E5%B8%83%E5%9B%A3%E3%82%AB%E3%83%90.jpg)
今回、使い道としては敷布団用途の事なので、綿100%よりもTC30/70の化繊混紡生地をお薦めしました。
TC30/70は、テトロン30%、綿(コットン)70%の混紡生地で、綿100%よりも摩擦に強く、でも綿が70%入っているので肌触りも綿に近い物となります。
綿とTC30/70の生地見本から選んでいただいたのは、TC30/70。
形は、定番掛け布団カバーの横紐三本タイプと同じになりました。
![別注布団カバ―](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/sc165f17bb730e57e/image/i96a305934ae55515/version/1439459792/%E5%88%A5%E6%B3%A8%E5%B8%83%E5%9B%A3%E3%82%AB%E3%83%90.jpg)
掛け布団用のカバーは、150cm×210cm。
でも今回は敷き布団なので、もっと小さくなります。
まずは入れる布団の大きさを教えていただきました。
布団の大きさから、洗濯後の縮みも考えて 今回は105cm×200cmで御提案。
しばらくしてからお客様から連絡があり、生地はTC30/70 サイズは105cm×200cmで決定となりました。
生地とサイズが決まればすぐに見積りです。
即日御見積りをお送りし、その後本発注をいただきました。
![別注布団カバ―](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/sc165f17bb730e57e/image/i5b91173b1c4f6fff/version/1439460082/%E5%88%A5%E6%B3%A8%E5%B8%83%E5%9B%A3%E3%82%AB%E3%83%90.jpg)
現在、中国製品もかなり価格が高くなっており、日本製との価格の差がかなり縮まっています。
今回も日本国内での製作となりましたが、1枚あたり2000円を超えることなく出来上がりました。
また、納期も約2週間で出来上がりました。
と言っても、地元浜松には布団カバー専門の縫製屋さんがそろっているからの強みなんですが。
![別注布団カバ―](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=630x10000:format=jpg/path/sc165f17bb730e57e/image/i16a37a3b204bed7e/version/1439460265/%E5%88%A5%E6%B3%A8%E5%B8%83%E5%9B%A3%E3%82%AB%E3%83%90.jpg)
「えっ!もうできたんですか!」
ちょうど縫製屋さんのタイミングがあい、注文確定後10日もしないうちに出来上がってきました。
日日の余裕があれば、お客様の準備にも余裕ができます。
とても喜んでいただいたお客様の声が、一番の報酬だったりします。
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